回研究会 開催概要

第7回の「汚穢と倫理」研究会を2022年10月22日に開催しました。今回は、宗教学・文学研究者の斎藤喬さんをゲストに迎え、お話いただきました。斎藤さんは主にフランスと日本のホラー・ジャンルを対象として、恐怖と快楽、およびそれらの宗教体験や宗教感情との関連などを探求して来られました。また、本研究会の中心的な主題である汚穢の問題を考察するにあたって避けて通れない概念のひとつ、ジュリア・クリステヴァのアブジェクシオン(唾棄すべきもの)についても論文を書かれています。

今回は「唾棄物としての『少女ムシェット』——ブレッソンにおける映画の宗教性をめぐって」(『南山大学宗教文化研究所vol.26, 2016年)など斎藤さんが書かれた3本の論文を手がかりに、日常生活におけるアブジェクシオンをどのようにとらえ記述しうるのか、その社会性と身体性、および恐怖と嫌悪(吐き気)のせめぎあいなどについて議論しました。


 

  日時: 202210月22日(金) 14時〜

  場所:南山大学J棟地下1階 社会倫理研究所所長室(ベースラボ)

  ゲストスピーカー:斎藤喬さん(南山大学

 

プログラム

14:00 研究会開始 参加者自己紹介

14:15 ゲスト斎藤さんよりお話いただく

14:45 ディスカッション

15:15 休憩

15:25 ディスカッション再開

17:00 閉会


※)本研究会は、科研費(課題番号21K01082)の資金援助を受けて開催されました。

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